米移民局(USCIS)は2027年会計年度のH-1B(専門職向け就労ビザ)の選考方法を大きく変更(詳細)。 従来の無作為抽選に代わり、賃金加重方式による抽選プロセスを導入、施行した。新制度では、「職業別雇用・賃金統計(OEWS)」の賃金水準に基づき、高賃金の職種ほど抽選へのエントリー数が増える仕組みとなっており、高賃金の職種が優遇される。

「運」ではなく「仕事内容」で決まる時代へ
今回の変更により、抽選ビザ受給の可否は「給与の額」で決定されることになる。労働省が決めた給与レベルが高いほど、つまり「高い専門技術が必要で、給与も高い仕事」ほど、優先的に選ばれる仕組みだ。USCISは「スキルの高い人を正しく選ぶための変更」と説明している。
4月1日からの申請には、新規申請書(Form I-129)を必ず使わなければならない。旧式の申請書を使用した場合、その場ですぐに却下されてしまうため、細心の注意が必要だ。新規申請書では、学歴やこれまでの経験、管理職かどうかなど、「その仕事にふさわしい給与がきちんと支払われているか」を厳しく審査するための、より詳しい情報が求められる。
「個人の経歴」より「仕事内容」が重要
移民法の専門家は、「今回の変更で最も大切なのは、給与の基準が『個人の資格』ではなく、『その仕事に何が求められているか(職務要件)』で決まる点だ」と話している。例えば、本人が「修士号」を持っていても、その仕事自体が「学士レベル」の内容であれば、学士としての基準で評価される。また、選ばれやすくするために仕事の内容を故意に難しく書く(水増しする)行為も厳しい審査の対象となる。
留学生や新卒者には「厳しい壁」
今回の変更により、アメリカでの就職を目指す留学生への影響は避けられそうにない。特に、給与が低めに設定される「エントリーレベル(新卒・初級職)」の仕事は、給与が高い仕事と比べて選ばれない可能性が高いからだ。専門家は、「 H-1Bビザはもはや運に頼るものではなく、仕事の内容とそれに見合う報酬(給与)で競い合う時代になった」と警告している。
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