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薬物過剰摂取の死者、21%増加
コロナ禍で進む孤独、ドラッグに依存

コロナ禍のニューヨーク市内で、薬物過剰摂取(オーバードーズ)による死者が急増していることが明らかになった。同市監察医務局によると、2020年の薬物過剰摂取による死者数は前年と比べ21%上昇した。コロナ禍で孤独化が進んでおり、アルコールやドラッグに依存する人が多くなっている。abcニュースが29日、伝えた。
「1回のシフトで、コロナ重症患者から薬物過剰摂取患者に駆けつけることは毎日のように起こる」。ニューヨーク市消防局(FDNY)の緊急医療隊員、ジェームズ・オニールさんは力を込める。オニールさんは、マンハッタン区のハーレムやワシントンハイツを担当。1回のシフトで、薬物過剰摂取対応のために3回出動したこともあるという。 オニールさんも「(薬物過剰摂取による死者は)確かに増加している」と指摘。死因の多くは、フェンタニル急性中毒とみられる。フェンタニルはヘロインの50倍強力な合成オピオイド。1人の患者に、拮抗薬であるナノキソンを何本も打つことがあるという。
元薬物中毒者で治療施設サマリタン・デイトップ・ビレッジのロイ・カースさんは「フェンタニルは馬の麻酔薬と呼ばれていたくらい」と指摘。「コロナによる外出制限で、中毒者は必要な支援が受けられずにいる。リハビリなどのサービス提供を強化すべきだ」と訴えている。
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