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イーストビレッジのビジネス「崩壊」
コロナで大打撃、330店舗が閉店

日系飲食店が多く、現地日本人にお馴染みのマンハッタン区イーストビレッジのビジネスが「崩壊」している。専門機関の調査によると、2021年10月時点で、全店舗(1776店)の19%にあたる331店が空き店舗になった。コロナ禍前の2019年の同時期より5ポイント増加した。ニューヨークポストが13日、伝えた。
調査は「多くの商店が事業を維持するのに苦労している。閉店を余儀なくされた店舗があり、空き店舗が増加した」と指摘。主な原因として、新型コロナウイルスの感染拡大による打撃をはじめ、広告費や家賃の上昇、ベテラン労働者の確保が困難になっていることなどを挙げている。
閉店となった業種は、バーやレストランのほか、仕立屋やタトゥーショップ、クリーニング屋、アイスクリーム屋、金物屋など。一方、パンデミックで広がった「ステイホーム」の影響で、書店や自転車店、レコード店、さらに画廊や、ワイン・酒屋、ペットショップなどは繁盛しており、明暗がくっきり分かれている。
イーストビレッジでは、昨年の今ごろから窃盗が急増。犯罪の横行もビジネスに影を落としている。バーテンダーの男性によれば、万引きしても、起訴されないという。レコード店のオーナーは「家主は、銀行やフランチャイズのような大企業に貸したいため、家賃をとても高く設定している」と述べている。
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