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「オペラ座の怪人」閉幕
来年2月18日まで。コロナ禍で客足鈍る

ブロードウェイのミュージカルとして史上最長のロングランを誇る「オペラ座の怪人」が、来年2月18日に幕を閉じる。16日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
この1月で、初演から35年。これまでに1980万人が足を運び、興行収入も13億ドルに上る。アンドリュー・ロイド・ウェバー作曲、ハロルド・プリンス演出、キャメロン・マッキントッシュ制作のオペラ座の怪人は、国内外の観光客も詰めかけるブロードウェイの代表作として不動の地位を築いた。コロナ禍で上演は一時中止。昨年再開された際、ロイド・ウェバーが劇場前でパーティーを催した。
しかし、回復したように見えた客足も鈍り、9月11日までの1週間の興行収入は86万7997ドル。ここまで大掛かりなミュージカルを支えるには十分とは言えない。キャストやオーケストラ団員には16日、閉幕が伝えられたという。
オペラ座の怪人は英国ロンドンで1986年に初演。以来17カ国語に訳され、世界の183カ所で上演されて、1億4500万人以上の観客を集めた。ブロードウェイが千秋楽を迎えても、本家の英国やオーストラリアでは公演が続く。日本でも劇団四季が長期公演を行っている。来年は中国で中国語での公演も予定されており、アントニオ・バンデラスが新たにスペイン語によるプロダクションを企画しているという話もある。



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