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ゲフィン・ホールの改装完成
音響効果を改善、親近感を向上


リンカーンセンターのデイビッド・ゲフィン・ホール改装が完成し、8日から一般使用が開始される。4日付シークレットNYCが報じた。
今回の改装に投入した費用は5億5000万ドル。まず、音響学の権威、ポール・スカボロー氏を雇って音響効果を改善。オペラ上演からロックのコンサートまで多目的に使用できるようデザインに柔軟性を持たせた。さらに親近感を向上。500席を減らし、ステージを25フィート客席方向にずらして、演者と観客の距離を約30%短縮させた。ニューヨーク・フィルハーモニックのデボラ・ボーダ最高経営責任者(CEO)は「21世紀のオーケストラ本拠地にふさわしい最新設備の劇場」とコメントしている。
公共エリアも拡張した。洗練されたインテリア・デザインの「グランド・プロムナード」には大きなバーカウンターを設置。ライブ配信を映し出すメディアウォールで公演を楽しむこともできる。65丁目とブロードウェー角のオフィススペースを「サイドウォーク・スタジオ」という名のイベントスペースに。演奏会だけでなく、トークショーや映画のスクリーニングにも使用する。リンカーンセンターのキャサリーン・ファーレイ理事長は「ニューヨーカーが朝から晩まで無料イベントや飲食を楽しめる文化的なハブを提供する」と話している。
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