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感染症による入院患者急増
コロナ、インフルエンザ、RSV

市内でコロナなどの感染症による入院患者が急増している。27日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
コロナはオミクロン型の派生種「BA.5」主流から「BQ.1」「BQ.1.1」を含む多種感染に移行している。新規感染者は1日2000人程度で横ばい。ただ、入院患者は増えており、24日現在1100人。9月中旬には750人だった。これにインフルエンザや呼吸器に障害をもたらす「RSウイルス感染症」の患者が加わり、業務逼迫が始まっていると警鐘を鳴らす医療関係者もいる。
ニューヨーク州のホークル知事やニューヨーク市のアダムズ市長は26日、病床には余裕があると説明した。しかし、クイーンズ区東部のコーエン小児科病院は過去数週間に1日250人の急患があり「病床は完全に埋まっている」状態。ノースウェル・ヘルス傘下の21カ所の病院では、10月のRSウイルス感染症患者は9月よりも300%増。1日30〜40人の子どもが入院している。
専門家は予防接種を勧める。BQ.1やBQ.1.1はBA.5の派生種。現在5歳以上が受けることができるオミクロン型対応ブースターが有効だ。罹患は避けられないとしても、重症化の自衛になる。インフルエンザの予防接種も同様だ。さらにマスク着用や密集回避、換気徹底などの感染症対策を再評価する必要がありそうだ。

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