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ホークルNY知事、逃げ切る
選挙で勝った初の女性知事誕生へ


8日行われたニューヨーク知事選挙で、民主党現職のホークル知事(64)が当選を確実にした。9日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
クオモ前知事が辞任して昨年、副知事から昇格したホークル氏。選挙戦後半、対抗馬、共和党候補のゼルディン連邦下院議員(42)が追い上げたが、大票田のニューヨーク市内や地元バッファロー市を含む西部地域で票を固めて逃げ切った。当初及び腰だった民主党進歩派のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員もホークル氏支持に回った。これで、ニューヨーク州230年の歴史上、選挙で勝った初めての女性知事が誕生する。ホークル氏は「ニューヨーカーはこれまで前進してきた。後戻りしない、前進を続けるという選択をした」と勝利を宣言した。ただし、ゼルディン氏は9日未明の段階で敗北を認めていない。
開票率94%で、ホークル氏の得票率は52.7%。ゼルディン氏は47.3%で、過去30年で最も僅差となる見込みだ。これが今後の政局運営に尾を引くとの見方がある。選挙戦でゼルディン氏は犯罪取り締まり強化を一貫して主張。妊娠中絶の権利保証や銃規制を全面に押し出していたホークル氏も終盤、保釈法の修正や地下鉄内での警官増員に言及して住民の安全確保を強調せざるを得なかった。
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