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地球温暖化が、植物や昆虫の生態に大きな影響を与えている。ニューヨーク市の公園や植物園でも、様々な気候変動の影響が見られており、ブルックリン植物園は例年よりかなり早い2月に草刈りを実施。クイーンズ植物園では、冬に雑草を駆除し、温室の温度を下げるために通気孔を開けたのは1月だった。ブロンクス区のウェーブヒルでは、一部の花が通常の開花時期より2カ月の早く咲いた。
冬の間も除草が行われた理由は、今年は暖冬で地面が凍らず、通常は休眠状態にある多くの植物が成長を続けたからだ。雪が少なかったことも、植物に悪影響を与えている。雪は植物に断熱効果を与え、気温の急激な変化から植物を守る。
市内5区では、クロッカスやスイセンなどが例年より1カ月早咲きとなった。高温は、在来種の植物へのストレスとなる一方、温暖な気候に慣れた外来種が繁茂する恐れがある。減少を余儀なくされる植物種や反対に増える植物種が出てくるかもしれない。
早期の開花は、蜂などの花粉媒介昆虫の生態系全体を混乱させる可能性がある。通常より早く花が開花すると、蜂が集まる頃には既に餌がなくなることにもつながりかねず、渡り鳥にも同様の影響を及ぼす。さらに、冬が穏やかだと、害虫や回虫が活発に活動するという弊害も生じることになる。(27日、ザ・シティNYC)
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