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Eバイク電池爆発で子ども2人焼死
増える発火で火災


10日午後、クイーンズ区アストリアの集合住宅で火災が発生し、7歳の男子を含む2人が死亡した。火災の原因は、電動アシスト自転車(Eバイク)電池だった。11日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
火元は玄関ロビーで、充電中のリチウムイオン電池が爆発炎上。火は階段を通じて2階を襲った。2階には父親と子どもを含む若者5人が居た。4人は窓から飛び降りて難を逃れた。近くに住むアーメッド・ザキニアエイズさん(34)は「残りの2人は救助を求めていたが、しばらくして窓から姿が消えた。声も聞こえなくなった」と話す。7歳の男子と19歳の姉とみられている。リチウムイオン電池は火力が強く、火災を起こすと火の回りが早い。今回も通報を受けて3分後に消防車が到着。リチウムイオン電池が原因でなければ、犠牲者を出さずに済んだはずだと消防関係者は指摘している。
市内では、Eバイク電池の発火による火災が後を立たない。今年になってすでに59件の火災が発生し、5人が焼死した。2022年は220件で、6人が亡くなっている。市消防局(FDNY)のカバナー局長は「メーカーの取扱説明書に従い、安全に使用してほしい」と要請。ダン・フリン主席消防保安官も「非正規の充電器を使用する際には互換性を確認するように」と注意を促している。
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