ロボット警察犬「ディジドッグ」導入へ
NY市警、人質事件などに活用


ニューヨーク市警(NYPD)のスーウェル本部長は11日記者会見し、ロボット警察犬「ディジドッグ」を含む新たなハイテク機器を紹介した。
ロボット警察犬は2年半前、前市長下で導入が決まっていたが、「気味が悪い、陰鬱」との批判を受けて取りやめになった。
同席したアダムズ市長は「市民にとってベストだと思うものは取り入れる」と明言した。犯人が人質を取り武装して立てこもっている場合などに、この夏から出動するという。
機器は他に盗難車にGPSタグを装着して追跡する装置と、コーン型の警備ロボット。後者はタイムズスクエアの地下鉄駅構内でこの夏からパイロットプログラムが始まる。
「コミュニティーと密接に協力しながら導入していく」とスーウェル氏は説明している。
しかし、批判の声も上がっている。
全米市民自由連合(ACLU)の警察改革プログラム・ディレクター、イレアーナ・メンデス=ペナテ氏は「歯止めのない浪費。食料補助や法律面での支援に予算を回すべきだ」と指摘。
サーベイランス技術監視プロジェクトのエグゼクティブ・ディレクター、アルバート・フォックス・カーン氏は「粗悪なロボコップ。ニューヨーカーの真の安全には役立たない」と話している。(11日、abcニュース)
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