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NY州から人口流出止まらず
フロリダ、テキサスは増加

ニューヨーク州からの人口流出が止まらない。コロナ禍を避けるために始まった移住だが、最近は、高額の州の所得税が住民の重荷になっているようだ。
フロリダ州ハイウェー安全局は、1万人が運転免許証をニューヨーク州からフロリダ州に切り替えたと発表した。運転免許証の切り替えは長期的な移住を意味する。
米労働統計局によると、2月にフロリダ州の就労者数が過去40年で初めてニューヨーク州を上回った。連邦歳入庁(IRS)の集計でも、州所得税が上がった昨年数百万人がニューヨーク州から流出したことが明らかになっている。
ニューヨーク州内の年収100万ドルを超える高額所得者数は2020年に5万4370人。19年の5万5100人から1.3%減少している。
州所得税に詳しいアイズナー・アドバイザリー・グループのアンドリュー・コーエン氏は「税率の低い州、特にフロリダ州への移住に関する相談が多くなっている」と明かす。ニューヨーク州の所得税は最高10.9%。これに対し、フロリダ州には州所得税がない。
人口流出はニューヨーク州の税収にも影響を及ぼす。歳入は21年、2年前に比べて160億ドルも減った。逆にフロリダ州は100億ドルの増収。
同様に州所得税のないテキサス州でも109億ドル増えている。こちらはカリフォルニア州からの移住が多いようだ。(1日、ニューヨークポスト)

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