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荷物盗難、トラック往来減少の実証実験
公共ロッカーを歩道に設置へーNY市

ニューヨーク市交通局(DOT)は今夏、市内の歩道に安全な公共ロッカーを設置し、荷物の受け渡しを行う実験プログラム「ロッカーNYC」を始める。利用者は、計15カ所の歩道に設けられたロッカーで24時間365日、荷物の受け取りや預け入れができる仕組み。市内で頻発している荷物の盗難・紛失を減らすとともに、UPSやDHLなどの宅配会社と提携し、宅配トラックの配達回数を減少させる「一石二鳥」を目指す。
DOTは声明で「近年、宅配便の数が急増しており、市内の道路を走る大型宅配トラックの数も増えている」と強調。その上で「市民が荷物を受け取るのに、安全な場所を提供するのと同時に、配達トラックが行き来する回数を減らすのに役立つだろう」との期待感を示した。
プログラムには、市内に9カ所の有料ロッカーを運営している「ゴーロッカー」が参画。実験であることを考慮し、今回の利用については無料にするという。DOTはプログラムで得られたデータなどの実証結果を踏まえ、実現可能性を検討する構えだ。
DOTによると、ニューヨーク市では毎日約9万個に上る荷物の盗難・紛失が報告されている。ロッカー設置場所に関し、DOTはニューヨーク市警の荷物盗難データに基づき、選定するとしている。(2日、amニューヨーク)
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