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ニュージャージー州で15日、今年最初のウエストナイルウイルスによる死亡者が報告された。同州保健局によれば、今年に入ってから、8件のウエストナイルウイルスによる症例が報告されており、1人が死亡、6人は入院が必要だった。今年は過去5年間の平均と比べ、ウイルスに感染した蚊の群れがより多く確認されているという。
ニューヨーク市では、今年に入ってから、ウエストナイルウイルスによる死亡者は報告されていない。15日の時点で、市内5区で16件の感染が報告されているが、そのほとんどがクイーンズ区での症例だった。
米疾病対策センター(CDC)によれば、ウエストナイルウイルスは蚊が媒介する疾病の主要な原因であり、夏から秋にかけて流行がみられるという。ウイルスに感染すると、5人に1人が症状を起こす。中でも、重症化するのはおよそ150人に1人で、発熱のほか、頭痛、精神状態の変化、筋力低下、麻痺などの症状が現れる。
ニュージャージー州では昨年、20人のウエストナイルウイルス感染者が報告され、そのうち4人が死亡した。一方、ニューヨーク市では、46人の感染者が報告され、2人が死亡した。(16日、ニューヨークポスト)
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