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マンハッタンのイーストリバー対岸、クイーンズ区のロングアイランドシティ(LIC)が、コロナ禍で落ち込んだニューヨーク経済をけん引している。ミッドタウンとロウワーマンハッタンのビジネス街の人通りは、今年半ばでもパンデミック前より33%減少した一方、LICの人の往来はコロナ前の2019年と比べて22年は5%増加。人口は10~20年で7万人から10万人に急増した。
「LICは、ニューヨークの復活を示す一つの例だ」。LICのビジネス関係者、ローラ・ロスロック氏は、ニューヨークの主要な商業地域は、マンハッタンだけではないと強調。ロスロック氏によれば、LICはマンハッタン、ブルックリン両区のダウンタウンと比べて、人の往来だけでなく、消費者の小売支出も増加した市内唯一の地域だという。
LICの小売支出は35%急増し、ブルックリンのダウンタウンも20%増加した。また、LICでは、数千戸に上る新たな住宅が建設中であることに加え、30万平方フィート以上の小売スペース、さらには32のホテルが建設中または計画されている。長年にわたり、製造業と工業の中心地だったものの、市内でも有数の空き地が残されている地域であるため、成長の余地があり、典型的な複合地区として台頭してきた。(3日、 ニューヨークポスト)
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