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地下鉄でまた脱線事故、けが人なし
連邦運輸安全委員会、総点検へ

マンハッタン方面行きF線の地下鉄が10日午後12時20分ごろ、ブルックリン・コニーアイランド付近で脱線した。乗客32人にけがはなく、全員無事に避難した。
事故が起きたのは西8丁目・ニューヨーク水族館駅付近の保守工事区間。MTAのリーバー社長によると、徐行していた地下鉄の車輪が線路から外れたという。状況を撮影した映像では、車両が木製のバリアを破壊し、高架線の縁からわずか数フィートのところで停止している様子が確認できる。事故現場を見下ろすことができる向かいのビルで働くジョセフ・ナトリさんは「急ブレーキをかけるような轟音はなく、気付かなかった」と話している。
今回の事故でけが人はなし。ただし、一部区間で運行を中止して復旧作業を行っており、F線とG線のスケジュールは大幅に乱れている。リーバー氏は「脱線はあってはならないことだが、時として起こるもの。市民は安心して地下鉄を利用して欲しい」と理解を求めた。
MTAでは1月4日にもアッパーウエストサイドで地下鉄2車両が衝突し、脱線したばかり。この事故では乗客25人が軽傷を負った。事態を重く見た連邦運輸安全委員会(NTSB)のホメンディ委員長は「管理体制を含め、ニューヨーク市の地下鉄システムの総点検を行う」と語っている。(10日、ゴッサミスト)

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