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ニューヨーク市内でSTEM(科学、技術、工学、数学)関連の仕事に就いている人は、2011~22年で67%急増し、32万3千人に達したことが、市の経済開発公社(EDC)が29日に発表した報告書で明らかになった。ウォール街で働いている人数とほぼ同じに相当するという。STEM職の平均給与は19万3千ドルに上り、全民間セクターの平均給与より65%高い。
市内では、STEMの学位が重視されるようになったこともあり、STEMに関連する企業数も増加している。これは、ニューヨークにおける経済が多様化しているために、株式市場の変動に左右されにくくなっていることを証明する。一方で、STEM職に就いている人の大半が白人である上、マンハッタン在住で、男性であるという一部に偏っているという問題が顕在化している。
報告書によれば、STEM関連の企業数は2万社超に上っており、その大半が小規模で、平均従業員数は6人。STEM企業全体の労働力でみれば、多様性には欠けているものの、起業家は有色人種が増えている。21年には、ニューヨーク州民が得た全学位のうち、29%がSTEM関連の学位となっており、10年間で8%増加した。(29日、ザ・シティNYC)
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