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駅プラットフォームからの転落と無銭乗車は、ニューヨークの地下鉄を運営するMTAの2大重点課題。対策として転落防止柵と左右開閉式改札口を導入した。しかし、効果は今ひとつで、利用者の反応も芳しくない。30日、ニューヨーク・タイムズが伝えた。

マンハッタンの191丁目駅に今月初め、明るい黄色の柵がプラットフォームに設置された。ただし、柱と柵の間は広く開いており、そこから転落する可能性は十分ある。自殺も含め、2023年に線路に転落したのは1322人で、うち90人が亡くなっている。20年と比べて43%増だ。専門家は「柵はあまりにも原始的」として、可動式ドアを提案。「派手で目障りだ」とする利用者もいる。
クイーンズのストフィン・ブルバード=アーチャー・アベニュー駅にはパネルが左右に開く最新改札口がお目見得した。しかし、パネルが閉まるスピードが遅く、2人がすり抜けることができる。無賃乗車によって逸失する運賃収入は毎年数百万ドル。MTAは貧困層に運賃を補助する、緊急ゲートの開放を15秒遅らせるなどの工夫も検討している。MTAによると左右開閉式改札口の費用は70万ドルで、MTAは6億9000万ドルをかけて22年に改札口を新しくしたばかりだ。利用者は「また無駄遣い」とにべもない。
MTAは2つの対策は試験的で、効果を測って全面的に導入するかを決定するとしている。導入の時期などは決まっていない。

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