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2018年のNYCマラソン、ヴェラザノ=ナローズ橋にて : Photo by Kazuyoshi KONISHI
11月初旬の風物詩、ニューヨーク・シティ・マラソンを巡り、スタート地点のスタテン島とブルックリンを結ぶ「ヴェラザノ=ナローズ橋」がレース時に完全閉鎖されることで失われる通行料収入について、ニューヨーク州都市交通局(MTA)が補てんを要求していることが分かった。レース主催側のニューヨーク・ロード・ランナーズ(NYRR)に対し、年間75万ドルもの高額を求めている。ニューヨーク・タイムズが3日、伝えた。
同橋は、上下2層からなる北米最大の自動車専用吊橋。1988年以来、レースでは上下両デッキが、スタート直後のランナー向けに開放されてきた。ところが、MTAは「支払いの合意なしに、両デッキの使用を許可することはあり得ない」などと唱えている。一方で、片方のデッキだけなら使用してもいいとの見解も示しているとされる。
ニューヨーク・シティ・マラソンは、東京マラソンやシカゴマラソンに並ぶワールドマラソンメジャーズと位置付けられており、例年、世界中から5万人を超えるランナーが集う栄誉ある大会だ。沿道には数多くの観客が訪れ、ランナーに盛大に声援を送る。MTAの思惑により、片方しか使えなくなると、橋の閉鎖時間が長くなり、参加者の絞り込みも余儀なくされ、反発は必至だ。NYRRは、レース当日に応援などに伴う地下鉄利用者は通常の日曜を大幅に上回る230万人を超えるとしており、MTAを痛烈に指弾している。
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