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メイシーズ周辺に麻薬常習者
無法地帯、日中からヘロイン注射

マンハッタン区ミッドタウンのガーメント地区に麻薬常習者がたむろし、無法地帯となっている。メイシーズやマディソンスクエアガーデンに近い35丁目と36丁目、7番街と8番街に囲まれたブロックでは、日中からヘロインを注射する姿や売人が堂々と薬物を売る姿が見られる。ニューヨークポストが25日、報じた。
一帯には、使用済みの注射針や割れたガラス製のクラック用パイプ、ゴミ、尿や糞が散らばっている。男の多くは上半身裸で、ほぼ昏睡状態で座ったり横になったりしている。これに対し、任期満了を控えたデブラシオ市長は何の対策も講じる様子がない。
ニューヨーク州法では、注射針や少量のヘロインの所持、違法薬物の使用は、保釈金制度の適用とならない犯罪だ。逮捕されてもすぐに保釈され、起訴の可能性が低いことや、問題に巻き込まれたくないため、警官も何もしない。
ニューヨーク市警のデータによると、同地区を管轄するミッドタウンサウス警察管区では、ことしに入ってから今月12日までの間、昨年同時期と比較し犯罪が42%増えていた。同地区アライアンスのバーバラ・ブレア会長は「これらの人々を通りから排除し、すべての居住者、従業員、訪問者の安全を確保するために政治家が直ちに行動を起こすことが極めて重要だ」と訴えている。
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