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レプトスピラ症への警戒高まる
愛犬家、原因のネズミに注意を

愛犬家のニューヨーカーの間で、犬に影響を及ぼす「レプトスピラ症」への警戒が高まっている。ブルックリン区ウィリアムズバーグで「数匹の犬が感染後に死んだ」との投稿がSNSに寄せられた後、同地区のマッカレン公園一角にあるドッグランは閉鎖。保健当局は、原因とされるネズミの除去に向け、調査に乗り出した。ニューヨーク・タイムズが25日、伝えた。
レプトスピラ症は、ネズミの尿に含まれる細菌が原因で起こる病気で、動物だけでなく人間も感染する。暖かく湿った環境で細菌が繁殖、土や水、食べ物の中でも生き残るといい、傷口や粘膜からのほか、細菌入りの水を飲むことで体内に侵入する。初期症状は感染から1~2週間後にあらわれ、嘔吐や発熱などがあるという。抗生物質で治療できる。放置すると、肝臓や腎臓の重度の障害を引き起こし、生命を脅かす可能性もあるとされる。
市内での人間に関する症例は、過去15年間で年平均3件だったが、昨年は15件と急増し、少なくとも1人が死亡した。人から人に感染することはまれという。犬の昨年発症例は15件で、最高だった2018年の29件から減少した。ただ、保健当局は、飼い主が報告していない可能性もあるとしている。愛犬を守るには、ワクチン接種が効果的。また、ネズミの尿がありそうな水たまりやプール、ネズミ自体にも近づけないのが大事だ。
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