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市に住宅購入シーズンが復活
新規売り出し物件数が記録的上昇

不動産サイト「ストリートイージー(SE)」がこのほど発表した2022年2月の市場報告書は、2年間予測不可能だったニューヨーク市の不動産市場に、春の住宅購入シーズンが戻りつつあることを示している。amニューヨークが24日、報じた。
報告書によると、市で今年2月、4078の新規物件が売りに出された。SEの記録上、2月の新規売り出し物件数としては最多で、パンデミック以降、市場が回復を続けているのを表している。これまでに新規売り出し物件数が最も多かったのは、3538件の2018年2月。今年2月の売り出し物件数は合計1万6622戸で、1月より549戸多くなっていた。
それでも、住宅在庫は昨年の2月より12.2%減少しており、専門家は「物件数が増えれば買い手も増える」と指摘する。マンハッタン区では2月、前年より25.6%増の1926戸の住宅が市場に追加された。提示価格の中央値は147万ドルで、昨年より8.9%高くなっている。ブルックリン区では、前年比23.6%増の1180戸の住宅が新たに売りに出された。提示価格の中央値は、前年比3.2%増の92万8,000ドル。クイーンズ区だけは、2月の提示価格の中央値が58万8000ドルで、前年より3.6%下落。売り出し物件の数も3072戸と前年に比べて伸び悩みを見せていた。
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