ニューヨーク市内で犬の高級クラブが相次いで開業している。トレーナー、オーガニック・ドッグフードなどを完備。オーナーが共に楽しめるスペースを提供し、オーナー同士の交流も図って話題になっている。ゴッサミストが3日、伝えた。

市内には犬のデイケアは以前から存在したが、犬にフィルターで3回ろ過した水を飲ませるようなレベルの施設はかつてなかった。トライベッカのHappy Tailsはコーヒーショップのようなアメニティーを提供。犬には3000平方フィートの広場を用意し、ジャングルなどテーマ別のスペースやグルーミングの部屋もある。 「犬をただ預けるのではなく、犬とオーナーがより深い絆で結ばれる場を提供したい」と共同創業者のテディー・タウィルさんは話す。
ソーホー・グランド・ホテルは、犬用のアウトドアスペースもあり、営業は毎日朝7時から夜7時まで。ゴールデンドゥードルのオーナー、ブリー・グロフさんは、ドッグランでは傷つけられるが、ここに来る犬はマナーが良く「安心できる」と満足気だ。入会に1年以上待たされ、頼み込んで入れてもらったというローラ・キムさんは1日に2回、犬と共に訪れる。「これまで嫌なオーナーに会ったことがない。私もエンジョイしている」とコメントしている。「ここに来るのは犬が大好きな人間だけ。素晴らしい触れ合いの場となる」と絶賛するのはリアム・アンダーウッドさん。カリフォルニア州サンタモニカ本拠のDog PPLの共同創業者で、この春、ブルックリンのウィリアムズバーグに進出予定だ。オーナー同士が交流できるように金曜の夜にはDJ付きのカントリー・ミュージック・フェスティバルを企画している。
ただし、料金は高い。Happy Trailsの場合、半日60ドル、月間1400ドルだ。「犬にそれだけお金をかける必要があるのか」という批判的な声がないわけではない。
編集部のつぶやき
日本の甥が柴犬を飼っているので、散歩に行くと「柴犬コミュニティー」の結束に驚く。毎日同じ場所・時間に集合している。犬のカフェ、バー、スパがある高級クラブは、このコミュニティーの延長ではないか。つまり、犬もさることながら、人間が楽しんでいるのとちゃうか。(K.T.)
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