ニューヨーカーは「日本のニッチな旅先」を求めている? 20年目の旅行博が開催、あのキャラも駆け付ける

ニューヨークで開催された旅行博「Travel & Adventure Show」、ミャクミャクも登場
年に1度の旅行博「Travel & Adventure Show」が、1月25、26日にニューヨークのジェイコブ・ジャビッツ・コンベンション・センターで開催され、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」も駆け付けた。

◆「日本ツウ」が多いニューヨーク
今回で20回目の開催となる同イベント。世界各国が今の旬を持ってくることで、来場者は新しい旅のアイデアを得られたり、専門家から最新の旅トレンドや旅先での過ごし方のコツをレクチャーしてもらえる機会となっており、長きにわたって旅行愛好家から支持されている。

今年のジャパンブースは会場内で1番大きく、4月13日に開幕を控える大阪・関西万博を筆頭に、旅行会社HISや航空会社ANA、JALの他、岩手県や沖縄県、京都府や兵庫県などの各自治体も参戦した。

HISの担当者は、「日本の旅に慣れているニューヨーカーの多さには驚きましたね。日本行きを既に決めている人が多いのも印象的でした。そんな日本ツウの方々にはメジャーな場所よりも、例えば今回は東京から約2時間半で行けて、情緒あふれる金沢などをおすすめしていて、実際のところ彼らもそういったニッチな場所を求めている傾向にあります」と、コメント。

反響を受け、兵庫県ではアメリカでも認知度の高い「姫路城(白鷺城)」を紹介しつつも、リゾート地として近年開発が進む淡路島のプロモーションにも注力。かつては知る人ぞ知る存在だった、県北部の城崎温泉にも観光客が増えてきていることにも注目しているという。
◆ 子どもたちから人気の的「ミャクミャク」
また、今回はスペシャルゲストとして、大阪・関西万博の公式キャラクターである「ミャクミャク」も登場。現在は万博PRのために世界各国を回っており、ミャクミャクが会場を歩くなり、子どもたちが後をついて回ったり、家族連れと写真撮影を楽しんだりと好評だった。

2024年はインバウンドが約3687万人、また訪日外国人の消費額も約8.1兆円と過去最高を記録(日本政府観光局調べ)。25年もさらに伸びると予想されており、今年は彼らが日本をどう楽しむのか?これまでと少し違った一面見られるかもしれない。
取材・文・写真/ナガタミユ
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