ニューヨーク市を代表するレストラン複数が、市の保健精神衛生局(DOH)から不衛生だとして、最も低い評価「C」を受けた。ネズミ、ゴキブリ、ハエが確認された、従業員が衛生管理を怠った、調理が不十分だったなどが理由として挙げられている。ニューヨークポストの記者がそのいくつかを訪ね8日、報告した。

ヴィーガンアイスクリームのチェーン、Van Leeuwenノリータ店。ネズミがいる証拠や従業員の不十分な手洗いを指摘された。広報担当は「対策を講じており、再評価待ち」とコメント。店の入口に張り出すことが義務付けられているCの表示はゴミ箱で上手に隠している。カウンター内の従業員はマネージャーからそうするように指示を受けたと告白した。
ミッドタウンの老舗ステーキハウス Gallaghers。昨年は偽の「A」表示でミソをつけ、今年はCを堂々と掲示。キッチンの掃除が不十分で、ゴキブリなどが発生しやすいとされた。広報担当は「問題は解決済み。ただし、再評価に時間がかかるので6カ月は今の表示を続ける」と開き直ったような回答。
ブルックリン、ダンボ地区のピザ店 Grimaldi’s。2018年にはネズミのフンが確認されて一時営業停止となった。今回のCもネズミがいる証拠が原因。加えて「食材が不衛生」「食材を手づかみにできないようにする工夫がない」との指摘を受けた。再評価待ちで、マネージャーはコメントを拒否。
ミッドタウンの人気クラブ Flash Dancers。検査官が「生きたゴキブリ」を発見。入口にCの表示が見当たらない。記者が見せてほしいと頼むと、バウンサーが出口を指して「元気でな」。
その他、The Renaissance Hotel Chelsea、The High Line Hotel、Max Brenner Chocolate Bar、City WineryなどがCの評価を受けている。
編集部のつぶやき
某レストランで働いていた知人は、「XXXXを触った手で調理する」現場を目撃。裏で何やってるか分かったもんじゃないですね。おぇっ!(A.K.)
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