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10日付のクレインズ・ニューヨークによると、ニューヨーク市内で最近、大学新卒者の就職が困難になっているという。
エグゼクティブ向けコーチングを行うビステージ・ワールドワイドが行った調査では、多くの業種で先行きが不透明なため、エントリーレベルの採用が減っているという。新卒者は、ビジネス経験に欠けて即戦力にならない上、トレーニングにはコストがかかることが理由だ。全米のほかの都市でも同様で、大学新卒者の失業率は2015年に7.5%と、07年の5.5%と比べて上がっている。
「企業は、キャンパスでリクルートする傾向が減り、インターン経験者が優遇されている」と語るのはペース大学のベテラン就職カウンセラー、ヘレン・クルーズ氏。最近の卒業生の62%が、インターンシップやワークスタディの経験者だという。
15年に行われたある調査では、就職率は、インターン経験者が56.5%なのに対し、未経験者が36.5%だった。平均給与も、経験者が4万8千ドル程度なのに対し、未経験者は3万9千ドル程度だった。
クルーズ氏は、学生にインターンシップを早めに開始するよう勧め、「大学入学時から、レジュメを意識すべき」とアドバイスしている。
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