ロングアイランドシティー(LIC)に新たに1万4000戸の住宅が建設される可能性があることが、このほど明らかになった。既に開発ブームの拠点となっているLICだが、その動きにますます拍車がかかっている。ゴッサムニューヨークが15日、伝えた。

計画は、クイーンズボロ橋の北側、イースト川西側、23丁目東側に囲まれた約54ブロックの区域の大部分を再開発区域に指定するというもの。南の境界線は44thドライブから47thアベニューまでの工業地帯。同地域の中心部に大規模な工業地帯を保存しつつ、他の地域での住宅開発を促進する。提案された変更案では、市公営住宅クイーンズブリッジ・ハウス東側と、アマゾンが公的補助金の多額の支援を受けた契約から撤退する前にキャンパスとして指定されていた水辺の区域沿いに、新たな高層住宅の建設を許可する内容が含まれている。
提案によると、水辺沿いの他の地域やコートスクエア近郊の一帯にも高層アパートやコンドミニアム複合施設を建設することが可能になる。また、工場、倉庫、建設業者、数軒の半独立型1戸建てや2戸建て住宅が並ぶ広大な道路である44thドライブ沿いに新たな住宅建設の道筋も整備する方針。
計画会議では下水処理能力の向上、近隣の市公営住宅の改修資金の確保、数万人の追加住民に対応する学校新設、アフォーダブルハウジングの建設も再区画変更の一環として求める声が上がっている。 不動産物件情報サイトのストリートイージーの物件情報サイトによると、LICの2ベッドルームアパートの平均賃料は現在、約6000ドル。平均売却価格は140万ドル超。
都市計画局(DCP)の年次報告書によればLICには昨年、市内5区で最も多い1859戸の新築コンドミニアムとアパートが建設されており、さらに約4600戸が完成間近。これは市第2位の規模となる。
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