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8日付のDNAインフォによると、マンハッタン区に住む12歳の漫画家がこのほど、似顔絵を描くことで得た収益を全額、人権団体に寄付して話題となっている。
アッパーウエストサイドに住むサシャ・ハーモン・マシューズさんはニューヨーク市立中学に通う7年生でありながら、「エブリデイ・ヒーローズ」という作品を既に3冊出版している。子どもから大人まで一般のモデルをスーパーヒーローに見立て似顔絵にした作品で、この1カ月間に得た収益2248ドル(約26万円)全額を米自由人権協会(ACLU)に寄付した。気分が暗くなる事件が多い中で、「絵を描くことは私の楽しみ。世の中を少しでも明るくすることができたら」とその経緯を語る。
最初のモデルとなったのは両親。これがフェイスブックなどのソーシャルメディアで話題を呼び、多くのモデル希望者が集まった。マシューズさんは、1枚の似顔絵に約2時間を費やし、50~100ドルの売上を得る。11歳になる娘の似顔絵を依頼し、「その絵を全てのEメールに添付している」というパメラ・ゲラーラさんは、「12歳という若さで世の中を良くしようと自らの意思で実行するとは素晴らしい」と賞賛した。

マシューズさんの作品(photo: rumblecomics)
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