東京の新宿や原宿を中心に、オリジナルのファッションレーベルや雑貨も販売するセレクトショップ、ビームス。1976年創業の同社が創立40周年を記念して出版したのが、もはや世界を代表するファッション都市となったTOKYOを通じて、ビームスの歴史とファッションのカルチャーを紐解くビジュアルブック、「BEAMS beyond TOKYO」だ。
このビジュアル本を出版するにあたり、ビームスが手を組んだのは、アーティスティックな写真集などに定評があるリッゾーリ•ニューヨーク。ラルフ・ローレンやヴェルサーチなどの名だたるファッションデザイナーたちがリッゾーリ社からブランドを表現するビジュアルブックを出版しているが、リッゾーリ社が日本のリテーラーに冠したビジュアルブックを出版するのはこれが初めてのこと。

スマートフォンなどが普及し、工業デザインという言葉が定着する15年ほど前から、製品のデザインとしての美しさを提唱した「ウォークマン」とのコラボレーション。
256ページにも及ぶこのブック内で、世界中のデザイナー、クリエーター、アーティストなど、ビームスとゆかりのある人物たちとのインタビューやコメントなどを掲載。「裏原」という文化を象徴するNIGO®氏などの東京ファッションの一時代を築いた“VIP”や、そのときどきの時代を感じさせるコラボレーションアイテムなどとともにアーカイブを紹介する。

2月14日より世界各国とビームスのオンラインストアなどで発売中。ニューヨークでは、リッゾーリ・ブックストアで購入可能。価格:55ドル(A4変形ハードカバー)
このビジュアルブックを手に取ると、原宿の風景や東京を背景に、さまざまなファッションが世に送り出されたことが感じられる。そして、それらは単に洋服を着るというファッションではなく、アートであったり、文化であったり、教育であったり、TOKYOや日本の歴史であったりもする。また、それらが美しいフォトグラフィーによって表現されているだけでなく、ブックの表面に使われている素材に、ビームスがこのブックを通じて伝えたい、ファッションへの敬意と情熱が伝わってくる。
ぜひ、「ジャパーズ•ファッション魂」とその歴史を目撃しに、手に取ってみてはいかがだろうか。(ヤマダ エビス)
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