RELATED POST
【11日付ニューヨークポスト】ニューヨーク南部地区連邦地方裁判所は11日、ニューヨーク市警察(NYPD)がHIV感染を理由に志願者を不採用にしたのは就職差別に当たるとの判断を下した。
ブルックリン区在住のレイモンド・パーカーさん(61)は2013年7月、NYPDの技術者として内定を受けたが、健康診断の際、自身がHIV陽性であることを伝えたため、HIV感染者の免疫力を測る指標であるCD4値を提出するよう求められた。パーカーさんは同年12月、「CD4値が低すぎる」との理由でNYPDから内定を取り消され、これを不当な就職差別と判断したマンハッタン区の連邦検事局が今年1月、市を提訴していた。
原告勝利の判決が下され、以前から「私はHIV感染者とはいえ健康には気を付けており、充実した毎日を送っている。仕事に支障が生じるとは思えない」と主張していたパーカーさんには採用通知と賠償金8万5000ドル(約930万円)の小切手が送られた。
今回の判決を受けて市は、「HIVを理由に採用を決めるのは間違っている」との姿勢をみせ、ジョン・キム検察官も「疾患を持つ者が差別を受けることなく就職活動を行えるよう、これからも支援する」と述べた。

Martin de Witte
RECOMMENDED
-

客室乗務員が教える「本当に快適な座席」とは? プロが選ぶベストシートの理由
-

NYの「1日の生活費」が桁違い、普通に過ごして7万円…ローカル住人が検証
-

ベテラン客室乗務員が教える「機内での迷惑行為」、食事サービス中のヘッドホンにも注意?
-

パスポートは必ず手元に、飛行機の旅で「意外と多い落とし穴」をチェック
-

日本帰省マストバイ!NY在住者が選んだ「食品土産まとめ」、ご当地&調味料が人気
-

機内配布のブランケットは不衛生かも…キレイなものとの「見分け方」は? 客室乗務員はマイ毛布持参をおすすめ
-

白づくめの4000人がNYに集結、世界を席巻する「謎のピクニック」を知ってる?
-

長距離フライト、いつトイレに行くのがベスト? 客室乗務員がすすめる最適なタイミング
-

機内Wi-Fiが最も速い航空会社はどこ? 1位は「ハワイアン航空」、JALとANAは?
-

「安い日本」はもう終わり? 外国人観光客に迫る値上げラッシュ、テーマパークや富士山まで








