1番街で喜びのひとときを
小さな喜びを求め足を運んだのは、マンハッタン区ミッドタウンの1番街にあるフレンチレストラン「Jubilee」。白い外壁に青いストライプのテントが映える愛らしい外観は、パリのビストロさながらだ。
店内の一角には薪が積まれ、壁一面に広がる本棚には古書やティーポットなどがさりげなく飾られている。雑然としているようで計算された空間に、料理への期待がふくらむ。メニューには「フレンチオニオンスープ(13ドル)」、「エスカルゴ(12または19ドル)」、「子牛のレバー(29ドル)」などフレンチの伝統メニューが並ぶ。カレー、トマト&チョリソー、クリーミーレモンガーリックなど10種類の味付けから選ぶ「ムール貝(17ドル)」もおいしそうだ。
取材日は2月末。まずは体を温めようと注文したマッシュルームスープは味わい深く、風味、旨みともに豊かな仕上がり。大きめのカップでもすぐに平らげられる。「カジキのグリル(29ドル)」は“外カリ中ふわ”で魚自体の味が濃く、付け合わせのトマトやチンゲンサイ、またブラックオリーブのだしとのバランスも良い。「アンガス牛のステーキ(35ドル)」は少々焼きが固めだが、山盛りのフレンチフライが添えられボリュームは申し分ない。見た目のインパクトが強かったのは「イベリコ豚のステーキ(31ドル)」。驚くほど分厚いのでナイフを持つ手に力が入るが、思ったよりも柔らかい。付け合わせは芽キャベツ、ソースは肉の甘みが引き立つ特製マスタード。

「イベリコ豚のステーキ」
既にお腹いっぱいだが、デザートにスフレを見つけて思わず注文。卵のやさしい香りにラムがアクセントになった、カップから飛び出るスフレは崩してしまうのがもったいないが、スプーンで突つくのもまた楽しい。崩した隙間にカスタードソースをとろりと注ぐ。この幸せは…食べてみれば分かるはず。

「スフレ」
「Jubilee」とは、ヘブライ語で「祝祭」や「喜び」を表す言葉。1番街のアットホームなフレンチで、小さな喜び、見つけてみては。
Jubilee
http://places.singleplatform.com/jubilee/menu?ref=google(メニュー)
www.opentable.com/r/jubilee-1st-avenue-new-york?ref=1068(予約)
948 1st Ave.(bet. 52nd & 53rd Sts.) 646-854-3671
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