2017年7月17日 NEWS

西ハーレムで線路火災 ラッシュアワーに運行停止

 17日午前7時25分ごろ、マンハッタン区西ハーレムの地下鉄で火災が発生し、B、C線が一時運行を停止、A、D線も遅延した。
 ニューヨーク市消防局(FDNY)によると、145丁目駅付近、A線の線路上のごみから出火。同駅の利用者と火災現場近くの電車の乗客に避難命令が出された。この影響で9人が軽傷を負い、近くの病院に運ばれた。
 ニューヨーク州都市交通局(MTA)は同9時50分ごろに通常運転を再開するも、ラッシュアワーを直撃した運行停止は通勤客らの足に大きく影響した。
 各駅では状況を知らない乗客らの間で混乱が生じた。145丁目駅では、多くの乗客がツイッターなどにホームに乗客があふれ返る様子を写真付きで投稿した。110丁目駅では遅延についてのアナウンスなどがなく、業を煮やした乗客の男性が駅職員を詰問。職員からの回答で初めて火災の事実を知った男性が、ホームで待つ乗客らに伝えた。 
 近年地下鉄利用者の増加と共にごみの量も増え、MTAはごみ削減と火災防止のためにごみ箱を試験的に撤去したり、新聞の設置を制限するなどして対策を講じていた。

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