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開館遅延で悲しむ遺族 財政問題抱える9.11博物館
2001年の米中枢同時テロの発生からちょうど11年を迎えることし9月11日に開館予定となっている9.11記念博物館だが、財政問題のため工事を中断している。開館の見通しが全くつかない中、遺族たちの悲しみは増すばかりだ。
昨年末以来、同館工事の下請会社への支払いが滞り、工事が進んでいない。世界貿易センター(WTC)跡地に建設中の同館はニューヨーク・ニュージャージー州港湾局(PA)が所有しており、両州知事が管理、さらにニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長が記念博物館基金の代表を務めるなど複雑となっている。
PAは下請業者への支払いが滞っているとして、基金側に3億ドルの支払いを求める一方、基金側は工事の遅延を受け、同額の支払いをPA側に求める事態となった。PA代表のパトリック・フォイ氏は先月、解決に向け討議中だが今のところ何も具体化されていない、と説明している。
遺族らは開館の遅延に関する正式な報告は一切ない、と苛立ちを見せる。
9.11記念博物館は、遺族らから寄せられた犠牲者の思い出の品々を展示し、犠牲者を弔うと同時に、祈りの場とする目的で建設が決定された。また、後世にも悲惨なテロ事件の事実を伝え、風化させてはいけないという使命に基づき計画されてきた。
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