2012年7月6日 NEWS

通話運転による事故 NJ州が厳罰化を検討

 ニュージャージー州議会が、運転中に携帯電話を使用し、傷害致死事故を引き起こした運転手を、車両殺人罪および暴行罪扱いとする法律を検討していることが明らかとなった。現在の法律では最高18カ月の服役刑に処せられるが、同案が可決すれば10年と厳罰化されることになる。また、有罪判決を3回以上受けた場合、裁判官の裁量で最長90日間の免許停止処分を与える項目も含まれている。

 同法は、過去に運転中の通話により注意散漫となった運転手が引き起こした交通事故に巻き込まれた3人の被害者の名前を取り、通称「クレッシュ・クバート・ボリス・ロー」として知られている。既に下院を通過しており、クリス・クリスティー知事の署名を待つばかりとなっている。

  2006年、ヘレン・クレシュさん(当時89歳)はエリザベス市で通話しながら走行していた車両に引かれ死亡したほか、デイビッドさん、リンダさんのクバート夫妻は09年、マインヒル市で同様の事故に巻き込まれ脚を失った。11年、妊娠中のトーニ・ボリスさんはグロスター郡で車に衝突され死亡している。

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