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管理者と労働組合側の契約交渉が決裂し、8500人規模のロックアウトが続いている電気・ガス供給会社コンソリデーテッド・エディソン(通称コンエド)。2日も会社を閉め出された約200人の労働組合員らがメガホンやエアーホンを持ち、マンハッタン区ユニオンスクエアにある同社本社前で大規模デモを敢行、就業環境および福利厚生などの向上を含む労務提供を承認するよう訴えた。
新たな契約で問題になっているのは、労働者の年金給付、昇給、ヘルスケアなど。組合広報のトニー・ヴァロンさんは、8500人の組合労働者無しでは会社は通常のサービスを維持できず、猛暑でも顧客が空調を使用できない危険な状態になりうることを示唆する。
同社は2週間の契約延長、あるいはストライキを実行する際の事前の報告について、組合側が話し合いを拒否した結果、組合員たちの締め出しに至ったと説明。また、何カ月も前から組合員による労働停止の可能性を予測し備えていたという。
だが、ニューヨーク市議会議員クリスティン・クイン氏は、新契約を交渉中に組合労働者を職場に復帰させるべきだと指摘。また、市会計監査官のジョン・リュー氏も同社が従業員を閉め出したことを強く批判し、誠実な交渉が行われるかについても懐疑的だ。
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