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ニューヨークの観光名所として名高いマンハッタン区5番街沿いにあるニューヨーク公共図書館が、総工費3億ドルを投じる大規模改修を実施することが判明した。同館館長のトニー・マルクス氏が19日、発表した。
設計・デザインは、「建築界のノーベル賞」と称されるプリツカー賞受賞経験のある英建築家、ノーマン・フォスター氏が手掛ける。同氏の計画によると、図書館の奥部にある1〜7階部分の書庫を一般開放し、既存の2倍以上の公共スペースを確保する。また隣接するブライアントパークが見渡せる4階建ての吹き抜けアトリウムを建設し、明るく開放的な図書館にする予定だという。
大規模改修に伴い、当初は数百万にも及ぶ書籍をニュージャージー州の書庫に移動する計画があったが、多方面から反対意見があったため、所蔵する450万冊のうち330万冊は同館内に留める方針を固めた。
同図書館に近接する5番街の貸し出し図書館とマディソン街の科学産業ビジネス図書館の建物は売りに出され、2つの図書館の書籍は全て同図書館に移動する計画も明らかになった。
改修工事は2013年夏に開始し、18年に完了予定。
改修後の館内のイメージ ⓒdbox/Foster + Partners
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