おいしいお酒に、家庭的な温かい料理ー。ここニューヨークに、まるで故郷に帰ってきたような気分でくつろげる、アットホームな店があることをご存知だろうか?
有機野菜をたっぷり召し上がれ
「仕事が忙しくて、なかなか料理する時間がない」「一人暮らしだから外食ばっかり」
忙しいニューヨークの街に住んでいると、このような嘆きがよく聞こえてくるが、何をするにも〝健康な身体〟が資本となっていることを忘れてはならない。
マンハッタン区イーストビレッジにある「うみのいえ」は、すべて手作りにこだわった小料理屋。心温まる家庭料理と、豊富な焼酎セレクションが自慢だ。
「春菊のおひたし(5ドル)」
「外食が多くなると、どうしてもお肉や脂っこいものを食べがちで、栄養バランスに偏りが出てしまう」と話すのは、名物料理人のミカさん。同店を切り盛りする右腕のむつみさんとともに、明るく気さくな人柄ゆえ、会話を楽しみに通う常連客も多い。
「水菜とおかかのシャキシャキサラダ(5ドル)」
大根は米の研ぎ汁で炊いた「イカと大根の煮物(6ドル)」
同店ではただおいしい食事を提供するのではなく、身体に良いものにもこだわっている。例えば、鈴木ファームの新鮮な春菊や水菜、大根などが手に入ったこの日は、「春菊のおひたし(5ドル)」「水菜とおかかのシャキシャキサラダ(5ドル)」「イカと大根の煮物(6ドル)」などが「きょうのスペシャル」に加わった。また、ファーマーズマーケットから産地直送の鮮魚を仕入れた日には、素材の良さを最大限に活かした調理法で、魚を食べさせてくれる。
同店の看板メニュー「煮込みハンバーグ目玉焼きのせ(15ドル)」
同店を切り盛りするミカさん(左)とむつみさん
「とにかく、自分がおいしいと思うもの以外は提供しません」と断言するミカさんは、幼い頃から料理上手のお母さんやおばあちゃんから家庭料理を教わってきた。味付けもごくシンプルに、「慣れ親しんだ食卓を囲む感じで、料理とお酒を楽しんでもらいたい」と笑顔をのぞかせる。
その日仕入れた素材を、如何においしく変身させるか趣向を凝らす。カウンターのキッチン越しに、「ナスは好き?」「豚肉は大丈夫?」と声を掛け、客の好みを配慮してくれるのも、実にミカさんらしいもてなしだ。
家庭の味が恋しくなったら、この店ののれんをくぐってみてはいかがだろう。そこにはきっと、身も心もホッコリ温まる〝おふくろの味〟が待っているはず。
EVENT INFO
数多くの焼酎を取り揃える同店では、不定期に飲み放題イベントを実施している。次回は11月21日(木)、千代むすび酒蔵の芋焼酎
「浜の芋太」。3〜4品の料理が付いたお得なキャンペーンは、1人35ドルで楽しむことができる。先着25人、要予約。
また12月26日には、「金しろ」のイベントも!
焼酎の品揃えはNYトップクラス。写真は最近仲間入りしたセレクション
■問い合わせ
◎うみのいえ
86 E 3rd St, NYC(bet 1st & 2nd Ave)
646-654-112
www.downtownuminoie.com
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