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「なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか? これからを幸せに生き抜くための新・資本論」がダイヤモンド社から刊行された。著者は、経営コンサルティング会社代表の山口揚平氏(近著「そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか」アスキー・メディアワークス/2013年)。
将来の“正解”が見通せない今、誰もがぼんやりとした不安を抱えて生きている。その大きな原因は「変化が重なり、先が読めないこと」。近年、グローバル化やIT化によって最も大きく変化したもののひとつが、金融、「お金」のあり方と言える。
「お金」の変化に伴って、私たちは稼ぎ方や人との付き合い方など、生き方を大きく見直すべき岐路に立たされている。
本書では、著者がM&Aコンサルタントとして見聞きしたガイシ大資本の論理や、独立・起業で痛感した価値と価格の差を生む信用の大切さなど、独自の経験というフィルターを通して見た「お金」の変化を整理。どうすれば幸せをつかめるのか、経済的に生き抜いていけるのか、これからの世の中にフィットする考え方や行動様式のあり方について、淡々と軽妙なエッセイ風につづられている。
お金は「笑顔や感謝の言葉などコミュニケーションツールのひとつ」であり、「目的でなく、アイデアを具現化する構成要素」に過ぎないという結論にたどり着いた時、あなたの生き方はひょっとすると変わるかもしれない。
著者 山口揚平
定価 1500円(税別)
四六判並製、216ページ
刊行 2013年3月7日
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