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テイクアウト容器、台所用品、スーパーの肉や野菜用トレー、子どものおもちゃなどに使われている黒いプラスチックに、危険なレベルの有害な難燃剤が含まれている可能性が、昨年の研究で明らかになった。テレビなどの電子廃棄物をリサイクルする際に、溶出したものと考えられている。CNNが5日、伝えた。

研究対象となった黒いプラスチック製のすしトレーに、デカブロモジフェニルエーテル(デカBDE)が1万1900ppm含まれていた。デカBDEは、ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)と呼ばれる難燃剤の一種で、PBDEの血中濃度が最も高い人のがんによる死亡率は、最も低い人の約4倍だった。米環境保護庁は2021年、がん、内分泌および甲状腺の問題、胎児および小児の発育、神経行動機能などとの関連が指摘されたため、デカBDEを完全に禁止したが、検査サンプルの70%から、大量のデカBDEが検出された。
難燃剤のリスク軽減には次を実行しよう。 ①黒いプラスチックを使ったおもちゃを買わない ②台所用品はプラスチック不使用のものを選ぶ ③定期的な拭き掃除、モップ、掃除機で、有害化学物質を含むほこりを除去する ④こまめに手を洗う ⑤換気をする ⑥黒いプラスチック容器を再利用しない ⑦食品は、ガラスやステンレス、陶器の皿に移し替える ⑧黒いプラスチック容器に入れたまま電子レンジで加熱しない。
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