2025年6月11日 NEWS DAILY CONTENTS

だらしない人、危険な人、生涯の友人…「NYのルームメイト物語」が面白い

ルームメイトは、ニューヨークの高額な家賃の解決策としては素晴らしいが、絶え間ない不満の源にもなりかねない。 勝手に服を借用したり、食べ物を食べたり、盗んだり。この街で新しい生活を始めた人なら、ほとんど誰もがルームメイトとのトラブルを経験しているだろう。ニューヨークタイムズは、ルームシェアをした人の体験談を募集、5月23日、その一部を公開した。

(photo: Unsplash / Daryan Shamkhali)

(1)だらしない人
同居人の部屋は、噛み捨てたガム、汚れた洗濯物、食べ残し、タバコやマリファナ、小銭、犬のおやつなどが散乱。おまけに「ウジの軍団」まで飼育。しかし本人は「全く気付いていなかった」

(2)鍵をなくしてばかりの人
常に鍵をなくす同居人が、昼夜を問わず非常階段から出入りし、そのたびに警報を鳴らしていた。

(3)危険すぎる人
「殺すぞ」などの脅迫で2回の逮捕、3件の訴訟、家賃1万ドルの未払いで強制退去に。

(4)狭すぎる部屋
身長193センチの同居人はキッチンコンロの背後に小さなベッドを設置。恋人が泊まりに来たときは、キッチンが使えなかった。ある同居人は天井の露出している電球のすぐそばにロフトベッドを組み立てたが、毎晩、電球を外さないと寝られなかった。

(5)男性遍歴が華やかすぎる人
ひっきりなしに来客があるため、1つだけのベッドルームが使えず、バスタブの中で寝る羽目に。

(6)生涯の親友に
ハーレム出身の黒人女性とジャーシーシティーの厳格なユダヤ教徒の家庭に育った女性。すぐに意気投合。やがてそれぞれが結婚し、セントルイスとエルサレムに移住してシニアとなった今でも大の仲良し。

◆ ルームシェアを成功させる秘訣
22年前にオーストリアからニューヨークに移住し、60人以上のルームメイトを経験したマリア・ペツニグさんのアドバイスを参考に。①スペースを過剰に占領しないように意識する ②24時間365日家にいるのではなく、パートナーや友人を常に招き入れるような生活は避ける ③できるだけ早く全員がルールを理解するように努める ④境界線と役割を明確にする。

                       
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