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米不動産大手トゥルリアの調査で、ニュージャージー州の住宅市場で住宅を賃貸した場合と購入した場合の費用の差額が縮まっていることが分かった。
同調査によれば、ことし8月の同州ニューアークの住宅価格は、前年同期比で2.6%上昇した。一方で、賃貸価格の増加率は2.4%だった。また、住宅ローンの利率は1%増加した。他の地域でも、全体として住宅ローン利率と住宅価格が賃貸家賃よりも速いスピードで上昇している場合が多いという。
トゥルリアは自社ウェブサイトで、賃貸と購入の費用が比較できるツールを提供しており、同じ地域内の同様の条件の住宅について、保険費用や税金、ローン、維持費用などの要素を含めて賃貸価格と販売価格を計算、比較することができる。
同社によると、賃貸と購入の費用差額が縮まっている最大の要因は住宅ローンの利率上昇で、利率が10.5%に達した時が、賃貸費用が購入費用を下回る「臨界点」となることが予想されるという。
ただし、ニュージャージー州およびニューヨーク市のメトロポリタン・エリアについては、利率が7.5%に達した段階が臨界点となる可能性があるとしている。
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