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クレジットカード会社ビザが行った調査によると、ことしの高校卒業記念パーティ「プロム」の準備にかける支出の全米平均額が、前年比14%減となる見込みであることが判明した。
中流家庭では、ドレスやタキシード、ディナー、貸し切りリムジン料金の分担金やその他の費用に、ことしは978ドルを費やす予定であるという。この費用は過去3年連続で上昇しており、昨年は1139ドルと最高額に達した。
プロムに充てる予算がもっとも大幅に減少したのは、前年比27%減となる米北東部と、23%減の南部。一方、予算が最高だったのは西海岸で平均1125ドル。中西部は例年通り控えめで、835ドルだった。
両親が負担する費用の割合は総額の56%で、残りの44%は子どもたちが自己負担する。
ことしは調査開始以来初めて、所得が低い家庭ほど支出予定額も少なくなる傾向が見られた。年間世帯所得が5万ドル未満の家庭では、全米平均より大幅に低い733ドルを支出する予定で、5万ドルを超える家庭の予算は平均1151ドルだった。
40歳未満の両親の家庭では平均1074ドルの支出が予定され、40歳以上の両親の家庭では、これより約30%少ない842ドルだった。
男子生徒の平均予算は1357ドルで、673ドルの女子生徒の2倍以上の支出が予定されている。
調査は、全米の4000世帯を対象に、電話で行われた。
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