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ロウワーマンハッタンにある9.11記念博物館のギフトショップで販売されていた一部商品が、遺族への配慮に欠けるとの世論を受け、店頭から姿を消した。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが5月28日に報じたところによると、問題の商品は、合衆国49州の形をしたプレート。チーズを載せるトレーとしての用途だった。これには、2011年9月11日に起きた米中枢同時テロの際、ハイジャックされた航空機が墜落した3つの現場に、ハートのマークが描かれていた。また、約3000人が犠牲となった大惨事を食べ物に関連づけたりすることについても、多方面から批判の声があがっていた。
博物館の最高経営責任者は、「一般客が訪れるようになり、初めて多くのことが分かる。批判は全面的に受け入れるつもりである。将来、同ギフトショップでの販売を考えている商品はすべて、基金委員会のメンバーとなっている遺族からの承認を得ることにする」と、今回の一件を前向きに受け止めるコメントを発表している。
5月18日付の米紙ニューヨーク・ポストは、派手なジュエリーや、テロ攻撃により倒壊したツインタワーの画像がプリントされた白黒のフード付きスウェットシャツ、ニューヨーク市消防庁(FDNY)や警察庁(NYPD)のロゴ入りグッズなどが9.11記念博物館で発売されているという内容の記事を掲載、これが派生し、各方面でギフトショップでの取り扱い商品の適性について議論されていた。
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