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自動車相乗りサービス「リフト(Lyft)」が11日、ブルックリン区およびクイーンズ区でのサービス提供を検討していることについて、タクシー・リムジン委員会(TLC)は「非公式なサービス」であるとして警告を発した。
タクシーに代わる交通手段として注目のリフトは、スマートフォンのアプリで近くを走行する、運転手登録をした一般人の車を検索して呼び出し、目的地まで送ってもらった後、寄付という形で任意の代金を支払うシステム。同2区でサービスが開始されれば、500人が登録運転手となると予測される。
TLCは同委員会の営業許可証を所持する運転手が捕まり有罪となった場合、2000ドルの罰金と許可証の取り消し、車両の没収などの処罰を受けることになりうると述べた。またリフトの車両は、正式機関による厳しい安全点検や排ガス検査を受けておらず、運転手はTLCが義務付ける薬物検査や身元調査も受けていないため、危険回避のためにもTLCの営業許可証を所持しない車両には乗らぬよう、TLCは市民に警告した。リフトはこれを受け、同サービスに一般タクシーを対象とした規制は適用されないはずだと主張する一方、ドライバーの身元調査を行い、車両の品質基準を維持すると約束した。
タクシー配車サービス「ウーバー(Uber)」はライバルの出現を受け、厳格な対応を市に要請している。
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