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ニューヨーク州都市交通局(MTA)は23日、今後5年間の資本計画を発表した。新しい地下鉄車両やレールの購入から地下鉄2番街線の拡張工事など内容は多岐にわたり、総予算は320億ドルになる。計画の詳細は24日のMTA理事会に提出された。
資本計画内容の一部は以下のとおり。
・新しい車両940台の購入など、車両関連に28億ドル。特に古いA線やF線から先に取り替える予定。
・駅の改装や修理など駅関連で29億ドル。プラットフォームや階段などに修繕が必要な20の駅が主な対象となっている。
・レールの取り換えに19億ドル。175の路線切り替えスイッチの交換もこの予算に含まれる。
・拡張工事には55億ドルで、遅れている地下鉄2番街線工事のほか、Q線のミッドタウンから96丁目までの延長工事を2016年までに完了させ、その後125丁目までの延長工事を15億ドルかけて行なう。メトロノース鉄道がペンステーションへ乗り入れる工事と、それに伴いブロンクス区に新設する4駅の工事に7億4300万ドルと、ロングアイランド鉄道(LIRR)がグランドセントラル駅まで乗り入れる工事に26億ドル。
このほか新しい改札および運賃支払いシステム導入にも250万ドルの予算が充てられている。
MTAによると320億ドルの予算のうち、現在資金繰りが完了しているのは約半分の169億ドルで、残りの資金は、新たに連邦政府や州政府の予算、債権などで賄う必要があるという。
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