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ニューヨーク市には現在「エリート校」と呼ばれる公立高校が8校あり、毎年一度行なわれる選抜試験で上位の成績を収めた生徒だけが入学できることになっている。しかし、この8校では黒人とヒスパニックの生徒の割合が極端に少なく、バランスや公平さに欠けるのではないか、との声があがっているという。
市内の公立学校に通う生徒のうち、ヒスパニックは全体の40%、黒人は28%、アジア系と白人はそれぞれ15%となっている。一方、もっとも難関とされるスタイベサント高校では、今年度の新入生3292人のうち、アジア系が73%、白人が22%を占め、ヒスパニックはわずか2%、黒人は1%に過ぎない。
ビル・デ・ブラシオ市長は是正する策として、新しい試験を取り入れることを検討している。この試験では、例えば論文形式の問題を取り入れ、採点者に主観的な採点余地を与えることを提案している。
米エーエム・ニューヨーク紙によると、ヒスパニックや黒人の生徒によりよい教育の機会を与える方法として、①優秀ではあるが選抜試験で上位となるには少し学力が足りない生徒は、校長推薦などの新たな制度でエリート校に進学できるようにする②NPOや教育団体を活用し、学力不足の生徒に選抜試験対策するなど補習を行なう③現在人気があり、多くの生徒が通うチャータースクールはどこも学力向上に成果を上げており、そのような学校をもっとサポートする―などほかにもあり、市長の案は公平さを達成するための解決法として十分でないと述べている。
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