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「毎日1万歩」歩くことが健康維持のための目安として知られているが、医学専門誌ランセット(The Lancet)にこのほど発表された新たな研究で、1日5000~7000歩歩くだけでも、同様の恩恵を享受できる可能性が示された。生活情報サイト、リアルシンプルが7月30日、伝えた。

研究者は、データベース「PubMed」と「EBSCO」に掲載された、追跡装置で測定した成人の1日当たりの歩数と健康状態の関係の調査結果を分析した。
その結果、1日7000歩の歩行は2000歩と比較して、全原因死亡リスクが47%低下、心血管疾患リスクが25%低下、心血管疾患死亡リスクが47%低下していた。1日当たりの必要な歩数が年齢により異なる可能性も示され、若年成人では1日5410歩を転機点とする非線形な関連性が観察された一方で、高齢者では歩数と全原因死亡率の間に逆線形な関連性が認められた。
これは、若年成人にとって約5400歩が、毎日の歩行の恩恵を最大限に享受できる歩数であることを意味する。高齢者は、歩数が増えるほど効果が高まり、恩恵が頭打ちになる明確な上限はなかった。
抑うつ症状の抑制にも1日当たりの歩数の多さが関連することが示された。台湾の研究では、2年間毎日1000歩多く歩いた人は、抑うつ症状の発生率が5%減少していた。ただ、心血管疾患の予防や慢性疾患の予防においては、7000歩と1万歩の間に、有意差は見られなかった。
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