ニューヨーク・ヤンキースの元キャプテン、デレク・ジーターがかつて所有していたハドソンバレーの湖畔の城が、この秋からAirbnbを通じて宿泊可能になった。

◆ 歴史ある「湖畔の城」
今回Airbnbに登場したのは、ニューヨーク州グリーンウッドレイクに建つ「湖畔の城」の1ベッドルーム・1バスルームゲストハウス。敷地は約1.6ヘクタール、プライベート湖岸は約210メートルに及ぶ。建物は1900年代初頭にニューヨークの医師によって建てられた中世風の別荘で、石造りの外観や木組みのディテール、さらには敷地内に自由の女神像のレプリカまで備えられている。

宿泊料金は1泊1,300ドル(1ドル=150円換算で約19万円)だが、中世風の小塔(タレット)を活用したヨガスタジオやプライベートサウナ、湖を見渡せる大きな窓など、ラグジュアリーな要素が詰まっている。内部には大聖堂風の高い天井や梁、石造りの壁が残され、外には宿泊者専用の船着き場(プライベートドック)や焚き火台、散策路が整備されており、まるで物語の世界に迷い込んだような雰囲気を楽しめる。
◆ デレク・ジーターと城の関わり
ジーターは、メジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースで1995年から2014年までプレーし、キャプテンとしてチームを牽引。ワールドシリーズ優勝5回、通算3,000本安打を達成した球史に残る名遊撃手。2017年にはフロリダ・マーリンズ(現マーリンズ)の共同オーナーにも就任。野球界のレジェンドの一人だ。
この城は、ジーターの祖父が所有していた縁から、2000年代初頭にジーター自身が購入。総額約300万ドルを投じて大規模リノベーションを行った。主邸は約840㎡に及ぶ豪邸で、ジーターがヤンキースのキャプテンとして活躍していた時代に家族や友人と過ごした場所として知られている。2024年に510万ドルで売却され、現在は新オーナーが所有しているが、ヤンキースファンにとっては、憧れのスターが過ごした空間に滞在できるまたとない機会だ。

Tiedemann Castle Guest House
場所
14 Lake Shore Rd, Greenwood Lake, NY
予約サイト
Tiedemann Castle Guest House
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