元スーパー店員の親子が明かす「スーパーが客に知られたくない15の秘密」を、グルメサイトのチャウハウンドが紹介。前・後編の後編(前編はこちら)。

8. 他店のクーポンも使えることがある
メーカー発行のクーポンなら、競合店のロゴが入っていても使えるケースがある。メーカークーポンとは、スーパーマーケットではなく、クーポンに記載されている商品の親会社(メーカー)が配布するクーポンのこと。コストコのような一部のチェーンでは、他店のブランドが記載されたクーポン(メーカー発行か否かを問わず)を受け付けないが、店員の大半はそこまで細かく確認していない。スキャンできればそれでいいのだ。
9. ポイントカードは個人情報収集の手段
「おいしい話には裏がある」ということわざがあるように、お得情報やポイントカードなどの割引サービスは、提供側にもメリットがあることを忘れてはならない。たとえあなたが実際に店にいなくても、あなたの買い物習慣や嗜好を知りたい企業に売り渡し、わずかな追加利益を得ようとしている。
10. お得商品は目線の先にない
目線の高さには利益率の高いブランド品が置かれ、安い商品は上段や下段にひっそりと並べられている。 高い棚を見上げたり、あるいは少ししゃがんで低い棚をのぞいてみたりすれば、よりお得な商品や単純に安い商品が見つかるだろう。この節約術が通用しないのは、子ども向け商品を扱う売り場だけ。子どもが欲しがる商品は、子どもの注意を引くのに最適な高さに置かれている。カラフルなキャンディや小さなおもちゃ、レジ横のゲームも同様だ。
11. セール価格が通常価格と同じこともある
値札に「セール」と書かれていても、値段はセール前と変わらない場合がある。派手なセール看板、商品の配置変更、「Buy One, Get One」キャンペーンなどには要注意。特定の商品の購入を検討しているなら、セール前の通常価格をメモしておこう。そうすれば、店が仕掛けてくる「超特大セール」に騙されることはない。結局のところ、彼らは儲けたいのであって損をするつもりはないのだから。
12. 食品以外は割高に設定されている
胃薬や日用品などはスーパーでは概して高め。食品以外はドラッグストアで買う方がお得なことが多い。ウォルマートやターゲットのような総合小売店ならこの問題は少ないが、食料品専門のチェーン店ではよくあること。買い物戦略を練り、商品に最も適した店舗を選ぼう。
13. 野菜や果物は思ったより長く陳列されている
野菜や果物は、昼夜を問わず棚に置かれたままだ。衛生管理や温度管理が厳格に定められている精肉売り場とは異なり、野菜や果物などは腐敗しない限り、いつまでも陳列され続ける。野菜にかけられた霧のような水も見た目を新鮮に見せるためのもので、鮮度維持には全く効果がない。青果類を購入する際は、その日に食べる予定がない限り、完熟した果物や野菜を買わないこと。完熟品は、自宅に持ち帰った後、急速に劣化が進むことを覚えておこう。
14.すべての表面が消毒されているわけではない
不特定多数の人が触れるレジまわりやカートなどは1日数回清掃する程度。運が良ければ1日4回清掃されるが、店が「清掃すべき」と判断した箇所のみだ。生鮮食品や棚に並ぶ箱・瓶類は考慮されていない。ハンドサニタイザーを持参し、家に帰ったら可能な限り、購入した品物全てを洗うことをおすすめする。もちろん手洗いも忘れずに。
15. まだ食べられる大量の食品が毎日廃棄されている
生鮮食品だけでも、毎日確実に30%が廃棄されていると推定されている。一部の店では食物廃棄を防ぐため、タイムセールなどの特売をしたり営業終了後に地元のフードバンクやシェルターへ食品を寄付している店もある。ただ、寄付をする企業のほとんどは、保存可能な商品の一部(パン、缶詰野菜、水、箱入り牛乳など)しか提供していない。少し熟れすぎた生鮮野菜や果物、古くなったパン、その他多くの商品は、ごみとして処分される。
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