謎の死を遂げた、あの文豪の人生を綴る
「NEVERMORE」
【日時】開催中 日程、時間はウェブでチェック
【場所】New World Stages: 340 W 50th St (bet 8th & 9th Ave)
【料金】75〜95ドル
【Web】 WWW.NEVERMORESHOW.COM
今月25日からスタート、米国を代表する小説家として知られるエドガー・アラン・ポー(1809~1849年)の生涯を題材にしたオフブロードウェイショー。
シュールなジョークと奇妙なしゃべり口調や身振り、目の周りを黒く縁取ったアイメイクに白・黒の衣装で身を包んだキャストたち、ポーの推理小説から連想されるような世界観を存分に感じる。
ポーが40歳で他界した49年にかいた詩「見えているもの、見て感じているようなものはすべて、夢の中の夢にすぎない(all that we see or seem is but a dream within a dream)」を観客に体感させながら、ポーの人生を描く。豪華で怪奇なキャストたちが、真実と幻想を混在させながら、見る者を不思議な世界へ誘う。
ボストンにて、女優の母と俳優の父の間に次男として生を受けた。しかし、幼くして両親をなくし、兄妹3人はそれぞれ違う家族に引き取られる。米英戦争後に英国へ渡り、大学で文学や語学を学び、そして恋に落ちる。しかし、その恋は上手くいかず…。その後、編集者として生計を立てながら小説の執筆を始める。作品が評価され賞金の獲得、出版もしているが、その生活は生涯苦しいものだった。そして、酒場で泥酔状態で発見され、数日後に死に至る。なぜか他人の服を着ていたポー…。なぜこの場所に、そのような状態で居たのか。
ヨーロッパ最大の文化施設として知られる、ロンドンのバービカン・センター、子どもたちが楽しめる良質のエンターテイメントを多数発信しているニューヨークのザ・ヴィクトリーシアターでの両公演は、チケットが完売となるほどの人気だったという。
奇抜で魅力的、かつファッショナブルな衣装に身を包んだキャスト達、頭の大きな猫や巨大なシルクハットを被った紳士など、英語が苦手でも楽しめるショーだ。謎に満ちた世界に興味のある人は劇場へ。
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