日本航空(JAL)が導入している「幼児マーク」。予約時に、生後8日〜2年の幼児の指定座席に赤ちゃんの顔を入れて、他の利用客に参考にしてもらおうというアイデアだ。これがインターネット上で議論になっている。ライフスタイルサイトのエイトデイズ(8Days)が伝えた。

「これはどうかと思う」と反対するのはコンテンツクリエーターのソフィア・マリメリドウさん。子ども連れでJAL便を予約し、幼児マークを見て驚いたという。「幼児の周囲は避けろ、特に後ろは不快になると決めつけるのはどうか」と疑問を呈している。その映像をSNSに投稿したところ、1200万回の閲覧があった。
マリメリドウさんは賛同者を募ったが、5000件を超えるコメントの大半は幼児マークに賛成を表明。「妥当だ」「他の航空会社も追随してほしい」「全ての乗客のニーズを満たす」といった意見が見られる。「(泣いたりむずかったりするのは)幼児だって不快だから。そのことを理解する思いやりのある乗客が周りにいると分かれば安心する。ウィンウィンだ」と言う幼児の母親もいる。
JALが幼児マークを使い始めたのは2019年。全日本空輸(ANA)も同様のサービスを提供している。マレーシアのエアアジアXは「クワイエットゾーン」を設け、利用者の年齢制限を設けているが、こうした努力を実施している航空会社は少数派。幼児マークやクワイエットゾーンがあるアメリカの航空会社は皆無だ。
機内でぐっすり寝たい人、葬式に行く途中で心の平穏を保ちたい人、ビジネスや勉強に集中したい人はどうしたら良いだろうか。
ベストな方法は「非常口座席を選ぶ」だ。通常、安全上の理由で、15歳未満の子どもは座れないことになっている。周りで子どもが騒いだりする心配がない。ただ最近は、機内で騒いだりする大人が問題になっている。その場合は、「ノイズキャンセレーション機能付きのイヤフォンやイヤープラグ(耳栓)を利用する」という解決法がある。
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